何も変えていない、マザーボードを替えただけだ、は、ライセンス認証の問題で最も典型的な説明です。システムにとって、マザーボードの交換は小修理ではなく、機器の識別を変えるのに十分な変更です。
システムは何を判断しているか
ライセンス認証のとき、システムは一組のハードウェア識別情報から指紋を作り、ライセンスと関連付けます。その後の起動のたびに、指紋を計算し直して比べます。変化が許容の範囲内なら、再度のライセンス認証は起きません。許容を超えると、システムはこれを新しい機器だと見なします。
| 変更 | 影響の大きさ | よくある結果 |
|---|---|---|
| メモリの増設、ディスクの交換 | 小さい | 通常は影響しない |
| ネットワーク アダプターやグラフィック カードの交換 | 中程度 | 多くの場合、ライセンス認証は維持される |
| マザーボードの交換 | 大きい | 通常は再度のライセンス認証が必要 |
| パソコン全体の交換 | 最大 | 元のライセンスは通常、適用されなくなる |
戻せるかどうか
元がデジタル ライセンスで、Microsoft アカウントと関連付けてあった場合は、戻せる可能性が高くなります。手順は通常、元のアカウントでサインインし、「設定」、「システム」、「ライセンス認証」の順に開き、トラブルシューティングを実行し、「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」を選び、アカウント上の機器一覧から元の機器を選ぶ、というものです。
- 今サインインしている Microsoft アカウントが、ライセンス認証のときに使ったものかを確認します。
- 「設定」、「システム」、「ライセンス認証」、「トラブルシューティング」の順に開きます。
- 「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」を選びます。
- 機器の一覧で、ハードウェアを変更する前の機器を選び、ライセンス認証を完了します。
一覧に以前の機器がない場合
そのアカウントには、使えるデジタル ライセンスの記録がありません。ライセンス認証のときにローカル アカウントを使ったか、別の Microsoft アカウントを使った可能性があります。その場合は、Microsoft サポートに照合してもらう必要があります。戻せない場合
- OEM プレインストールのライセンスは、元のマザーボードのファームウェアに結び付いており、マザーボードの交換後は通常、無効になります。
- パソコン全体を交換した場合、元の機器のライセンスは、新しい機器へ自動では移りません。
- リテールのプロダクト キーが別のアカウントに結び付いたままで、元のアカウントでは解除されていません。
- 機器が組織のボリューム ライセンスを使っており、個人が自分で移転することはできません。
上の二つに当たる場合、修復を続けても通常は意味がありません。実際的なのは、新しい機器にライセンスが付属しているかを確認するか、正規の経路でその機器に合うライセンスを入手することです。
永久にライセンス認証できる、という約束は信用しないでください
ハードウェアの結び付きを回避して、永久にライセンス認証できると称するツールは、実質としてシステムのライセンス部品を変更しています。その操作は不安定で、安全上の危険もあります。この記事は、Microsoft Support の Windows ライセンス認証のヘルプと、slmgr.vbs の公式説明に基づいて整理しています。ハードウェアの許容をどう判定するかは、システム内部の実装です。Microsoft は詳細のすべてを公開していないため、この記事では正確なしきい値を示しません。
公式の出典
ご自身の状況と照らす
いくつかの質問で、どの状況に当たるかを確認してから、次に何をするかを決めます。
続きを読む